武器は“ウザイ” NHK次期大河の命運握るムロツヨシの演技

公開日: 更新日:

 と、ひとりノリツッコミで複雑な心境を吐露し、緊張感漂う会場の雰囲気を一気に和ませた。

■ひたすらムロツヨシ、ムロツヨシと連呼で売り込み

 同大河は、戦国時代に男の名前に変えて城主となった女性「伊井直虎」の生涯を描く。直虎は幕末の大老で知られる井伊直弼の先祖である。ムロが演じるのは瀬戸方久という豪商で、舞台となる井伊谷(現在の静岡県浜松市)で新興勢力の商人という役どころだ。

 大河の出演は「平清盛」に続いて2回目。もっとも出番は格段に増えるぶん、ムロの存在感は作品の評判を左右することになるだろう。「カネのためならなんでもやる男を、仕事のためなら何でもやる男が演じます」と力強い抱負。

「芝居の打ち上げや業界関係の飲み会に顔を出しまくり、ひたすらムロツヨシ、ムロツヨシと連呼してうっとうしがられながらも売り込みを続けて『踊る大捜査線シリーズ』の本広克行監督にチャンスをもらったのがスタート。その後は“ウザイ”を逆手にとってのし上がった。しぶといという言葉が似合います」(芸能リポーター)

 来年の大河の成否は、大出世したムロツヨシの演技にかかっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  1. 6

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  2. 7

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  3. 8

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  4. 9

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  5. 10

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった