武器は“ウザイ” NHK次期大河の命運握るムロツヨシの演技
つい2、3年前まで役者だけでは食えず、事務所社長にカネを無心する日々を送っていたという苦労人(?)が大抜擢だ。俳優のムロツヨシ(40)。26日に行われた柴咲コウ(34)主演による17年のNHK大河「おんな城主 直虎」キャスト発表会見で新たに14人の主要キャストが発表され、ムロもそのひとりに名を連ねた。
4月期の連ドラ「重版出来!」(TBS系)では“万年”漫画家アシスタント役の演技が涙を誘うと評判になったが、ここ最近、露出度がグンと増えている。ブレークのきっかけは、13年度後期の朝ドラ「ごちそうさん」。気難しいのにどこか憎めない建築家役の演技が話題となり、お茶の間に顔と名前を売った。
大河「直虎」は、ごちそうさんの制作統括を務めた岡本幸江チーフプロデューサーと脚本も同じく森下佳子氏が担当。出世作の“ごちそうさんコンビ”からお声がかかり、喜びもひとしおだったようだが――。
「ムロさんにピッタリのはまり役があると熱烈なオファーをいただいて。どんな役か楽しみに聞いてみたら、カネのためなら何でもする。カネのためなら相手をコロコロ代えて手段を選ばない男の役でした。(自分は)どう見られているのでしょう? まあ、ええ、何とかここまで這い上がってきた役者です。素晴らしいコメントでした、ありがとうございます!」