才女がひもとく 交響曲「レニングラード」の歴史と真実

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 クラシック好きは見逃せない番組だ。25日17時からBSフジで放送されるドキュメンタリー「レニングラード 女神が奏でた交響曲」。通称「レニングラード」とも呼ばれるショスタコービッチ作曲の「交響曲第7番」が1942年、ナチスドイツに包囲された旧ソ連の古都・レニングラード(現サンクトペテルブルク)で演奏されるに至った歴史的背景を丁寧に紡ぐ。

 戦時中、すべてのライフラインが断たれ、100万人もの市民が餓死・凍死したともいわれるレニングラード。この悲劇は語り継がれ、ロシアでは知られた話だが、われわれには馴染みがない。資料や当時を知る人々の証言をもとに真実に迫る内容は見応え十分。

 企画・主演・プロデュースを務めた出版プロデューサーの冴木綾乃氏はこう言う。

「“7番”の誕生から初演に至った軌跡に加え、美しい建造物や街並みも見どころのひとつ。紀行番組としても楽しんでいただけるとうれしいです」

 才女が歩く、雪化粧をした「北のベネチア」の街並みがすこぶる美しい。

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