ピンク・レディーが目玉 レコ大は賞レースとしてもう限界

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 スポーツ紙デスクは言う。

「芸能担当の記者のなかで、音楽担当は芸能というジャンルの雄といった感じでした。審査員を務めるレコ大はその最たるもの。普段は締めないネクタイをして、国民的番組に関わっていると胸を張ってTBSに行っていたものです。ところが昨今は『まだやっているのか』という目が強く、『どうせ出来レースだろう』とか、買収工作とか黒い噂に加担しているんじゃないかと見られていて、レコ大に向かう記者も肩身が狭い思いをしています。大晦日から30日に前倒しになったことでGⅠがGⅡに降格。番組としての役目が終わっているのは否定しようもないです」

 1959(昭和34)年、日本作曲家協会会長だった作曲家の故・古賀政男氏らは、米グラミー賞をヒントに、その年度に最も支持を集めた歌手や音楽関係者を顕彰するためにレコ大を創設。一時は人気歌手がレコ大会場から紅白の行われるNHKホールへの移動まで中継されるほどで、日本の年末の風物詩でもあった。

 しかし、歌謡曲は廃れ、一年を代表するようなヒット曲も生まれていない。さらに、かねて噂されていた業界と審査員の癒着や大手芸能プロによる票や賞の買収まで囁かれるようでは、視聴者がソッポを向くのは当然の帰結だったに違いない。

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