ピンク・レディーが目玉 レコ大は賞レースとしてもう限界

公開日: 更新日:

■来年で節目の60回

 ピンク・レディーのレコ大は78年に「UFO」で大賞を受賞して以来といっても、番組を見るのは当時を懐かしむ中高年世代が中心となり、若い世代にはピンとこないだろう。もはや日本版グラミー賞という本分は跡形もないのが現実なのである。

 社会学者の太田省一氏はこう言う。

「レコ大では80年に五木ひろしさんと八代亜紀さんの賞レースが『五八戦争』と話題になったのを覚えています。大人から子どもまで話題にし、結果を予想したりして、五木さんの『ふたりの夜明け』と八代さんの『雨の慕情』をもうひとつ別の形で楽しんでいました。そういうドラマも含めて関心を集めた、まさに国民的な番組だった。その年のヒット曲を聞くことで、視聴者は一年を振り返り、締めくくっていたのです。もちろんそれは街に歌謡曲が流れ、誰もが口ずさんでいたからこそのもの。最近は過去の名場面を振り返るような特集が増えていますけれど、それも、今の日本の芸能のシーン。変わりゆく世相を映しているといえなくもない。大賞とか賞レースにこだわらず、今の時代にあった演出に変えていってもいいのかもしれません」

 来年で節目の60回。潔く幕を閉じるのも日本的美学だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」