てれびのスキマ 戸部田誠
著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

テレビの「自由さ」と「覚悟」を測る 江頭2:50の存在価値

公開日: 更新日:

「オレ、4月から『ぷっすま』も『めちゃイケ』も『みなおか』も、全部なくなるから、テレビ出ない人になるんだよ」(江頭2:50/フジテレビとんねるずのみなさんのおかげでした」2月15日放送)

 今年4月の改編では、フジテレビを長年支えてきた「とんねるずのみなさんのおかげでした」や「めちゃ×2イケてるッ!」を筆頭に、お笑い色の強い番組の終了が次々と発表された。この改編で大きな痛手を負ったひとりが江頭2:50(52)だ。そんな彼が語った言葉を今週は取り上げたい。

 めったにテレビに出ることがない江頭にとって、比較的よく出演していた番組3つが終わってしまう。残っているのは「アメトーーク!」(テレビ朝日)の年末特番くらいだろうか。

 江頭といえば「1クールのレギュラーより1回の伝説」という名言があまりにも有名だ。彼はその言葉を地でいく活動をし続け、数多くの“伝説”を残してきた。もちろん、テレビに残された伝説もあるが、ネット上にもさまざまな伝説がある。

 例えば、江頭にサインを頼んだらマジックのインクが切れていて、うまく書けないまま出番がきて、江頭が呼ばれてしまった。ロケが終わると、スタッフからその子に色紙が渡された。そこには「めちゃイケ」メンバー全員のサインが。江頭がみんなに頼んで書いてもらったのだ。しかし、自分のサインは「価値が下がるから」と書かれていなかった、という“伝説”だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗