著者のコラム一覧
クロキタダユキ

「リプリー」(1999年、米国)

公開日: 更新日:

 だれしもセレブな生活に憧れる。1950年代の米国で、貧しい真面目な青年リプリーは、パーティー会場でピアノを弾くのがバイト。その演奏を聞いた大富豪の夫妻は、ピアノマンが自分の息子と同じ名門大のジャケットを着ていたことから、同窓生と勘違いしたため、リプリーは富豪ライフに引き込まれる。

 夫妻の依頼は、イタリアで女遊びにふける息子を連れ戻すこと。バイト料1000ドルに加え、イタリアへの渡航費も支払うという。

 憧れの地イタリアで、息子と知り合ったリプリーは、息子の家に居候しながらぜいたく三昧な生活に溺れていく。いつしか家主に心を寄せると、「寄生虫」と罵られて、発作的に殺害。息子に成り代わって、ゴージャスライフを続けるべく、殺人に殺人を重ねていく。

 そんなときに出会って好意を抱いた青年に、内心を吐露した言葉だ。

 仏の名作「太陽がいっぱい」と同一の原作で、その原作を忠実に再現した本作は、富豪の息子をジュード・ロウが演じるほか、息子の恋人はグウィネス・パルトロウ。さらにケイト・ブランシェットやフィリップ・シーモア・ホフマンらキャスティングがぜいたく。若かりし頃のハリウッドスターの熱演がいい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る