NHK朝ドラ「なつぞら」主人公が描くアニメの原作は何だ?

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 残り3週間となったNHK連続テレビ小説「なつぞら」(総合あさ8時)は、日本の女性アニメーターの草分け、奥山玲子をモデルにしているのだけれど、物語に登場するアニメ作品も、実際に劇場で上映されたりテレビで放送された映画ドラマだ。

 ヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が東洋動画(東映動画・現在の東映アニメーション)に就職して、彩色を担当した「白蛇姫」は、日本で最初の総天然色長編「白蛇伝」である。オールカラーの漫画映画が、ウォルト・ディズニーの「白雪姫」「ピーター・パン」ぐらいしかなかったころに、画期的な作品だった。

 なつにとって2作目となる「わんぱく牛若丸」は「わんぱく王子の大蛇退治」、若手中心に制作した短編「ヘンゼルとグレーテルと魔法の森」はお蔵入りになってしまうが、「百獣の王子サム」は「狼少年ケン」、「神をつかんだ少年クリフ」は「太陽の王子ホルスの大冒険」、「魔法少女アニー」は「魔法使いサリー」、「キックジャガー」は「タイガーマスク」、「魔界の番長」は「デビルマン」がモデルで、ヒットが続く。

「『なつぞら』は元のアニメに似せてそれらの動画を作り、それに合わせたポスターまで用意して、ドラマの中で一瞬だけ見せるという贅沢なことをやっています。キックジャガーは、タイガーマスクのキャラクターデザイナーの大橋学さんが描いたものです」(NHK関係者)

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