「グランメゾン東京」に新たな“アレルギー問題”が発生か

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 レシピ通りに作れば、同じ味が簡単にマネできるほど、プロの料理人の仕事は甘いものではないことを示す、第6話の印象的なシーンである。そこで、江藤が発するセリフ――。

「火入れも中途半端、単なる焼き魚じゃないか!」

 思いっきり、標準語やないかい! なぜ、第4話で話題になった名セリフ「ウニ出とるやないかい!」に合わせ、「単なる焼き魚やないかい!」にしなかったのか……。

 このドラマでは、ナッツ・アレルギーによって、キムタク演じる尾花が仏料理界を追われるきっかけとなっただけに、視聴者の“エセ関西弁アレルギー”を気にしすぎたのかもしれない。いずれにせよ、ドラマ作りは、甘くない。

(ライター・田丸大志)

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