八木亜希子アナ襲った「線維筋痛症」患者が語る壮絶な痛み

公開日: 更新日:

「酷い時は体の中からカチ割られるような痛みがあります」

 厄介なのは、診断がつかず治療に結びついていない患者がいまだに多いということ。国内の推定患者数は200万人だが、適切な治療を受けられているのは1割程度という指摘もある。線維筋痛症はレントゲンや採血、MRIなどでは異常が出ないため、「精神的な病気」とされてしまいがちだからだ。前出の如月さんは線維筋痛症という病名にたどり着くまで1年、橋本さんに至っては30年以上要している。

 12年には、日本で初めて鎮痛剤「リリカ」が線維筋痛症の治療薬として承認。患者の状態に応じて、抗うつ薬なども用いた対処療法が行われる。運動療法も効果的で、筋トレを1回45分週2回行ったところ1カ月目で線維筋痛症の痛みの強度が減少した、という研究発表も報告されている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発