オウム死刑囚との交流で感じた元幹部のリアル 劣等感が鍵

公開日: 更新日:

 中谷氏は、獄中の林泰男死刑囚や早川紀代秀死刑囚、そして今も無期懲役で収監されている中村昇受刑者ら“オウム最高幹部”と15年以上にわたる交流を続け、その経緯を同書にまとめた。「オウム事件を起こした人は一体どんな人物なのか」という動機から交流を始めたという。

 イベントではその交流の一端が語られたが、宮台氏は「裁判や報道がないがしろにしてきた『心の深層』に分け入る第一級の資料だ。それは麻原自身も自覚している人間の“劣等感”を用いてエリートをコントロールしてきた彼のやり方を分析することになる。さらにそれは、同じく劣等感を持ち周囲をコントロールしている安倍首相のやり方とも通じている。つまり現在の“クズな社会”を分析する手だてになるんです」と語った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到