著者のコラム一覧
坂田冬彦

1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

(2)駐車場はまるでゴミ捨て場! 不法投棄が絶えない

公開日: 更新日:

 清掃、介護、警備──。これは行き場のない高齢者の再就職先の定番といわれている。ご多分に漏れず、私も60歳でバスの運転手を辞め、ハローワークで職探しをした結果、警備業にたどり着いたのである。60歳を越えた人間を雇ってくれるのはありがたいことなのだが、周りを見ると、「しかたがなく」この仕事についたという人たちがほとんどだ。私が警備員として働きはじめたショッピングセンターは、ディスカウントストアを中心に50店舗ほどのテナントが入っている。

 高級ブランドのショップが入っているわけではないから、いわゆるセレブ層とは無縁のショッピングセンターだ。正直言って、客層はあまりよくないと感じさせられる出来事が頻発する。いや、「あまり」を抜いてもいいかもしれない。

 とにかく「いいかげんにしろ」と言いたくなるようなことが少なくない。その最たる例が後を絶たない不法投棄だ。

 壊れたスケボーやスキー板、破れた布団やソファ、さらに使用不能の扇風機や電子レンジ、炊飯器といった家電製品が立体駐車場の奥の薄暗いスペースに捨てられているのだ。都心の一流デパートやショッピングセンターなどでは考えられないことだ。防犯カメラに写らない場所を選んでいることは間違いない。モラルもヘッタクレもない。家電製品は処分するのにお金がかかるため、それをケチって駐車場に捨てにくるのだ。ここを「ゴミ捨て場」と考える“確信犯”なのである。

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