著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

可能性のドア解放 氷川きよしは自分の性分をさらけ出す

公開日: 更新日:

「自分は枠から飛び出して、自分っていうものを、自分の世界っていうものを表現してみたいなっていうのがあって」(氷川きよし/NHK「あさイチ」3月13日放送)

 今年2月にデビュー20周年を迎えた氷川きよし(42)。昨今は真っ赤なエナメルのホットパンツでロックテイストのアニメソング「限界突破×サバイバー」を歌ったり、フェミニンなメークやファッションに身を包んだ姿を見せるインスタグラムなど、枠に収まらない自由な活動が目立っている。

 人はどうしても「演歌歌手・氷川きよし」などとカテゴライズする。それはありがたい、と前置きしつつ語った言葉を今週は取り上げたい。「ホントに苦しかったので」と彼は続けた。

 氷川きよしのCDデビューは2000年。当時の演歌界は女性歌手全盛で、若い男性の歌い手はほとんどいなかった。そんな中でのデビューとあって、名付け親をビートたけしとする演出で箔を付け、たけしと志村けんの番組「神出鬼没!タケシムケン」(テレビ朝日)に度々出演するなどして知名度を上げていった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー