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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

赤塚不二夫編<1>タモリの弔辞は生前本人に披露されていた

公開日: 更新日:

「おそ松くん」「天才バカボン」など数々のギャグ漫画で知られる漫画家・赤塚不二夫さん(享年72)が亡くなって12年の月日が流れた。先生との思い出の日々を改めて振り返る。

 2008年8月2日、東京・文京区の順天堂医院で先生は静かに息を引き取った。その夜、下落合にある「フジオ・プロ」を兼ねた自宅で行われた仮通夜。20人ほどの親しい人が集まった。2階にある居間の奥の和室で眠る赤塚先生。その顔は「普段、酔って寝ているときみたい」と思えるほど穏やかだった。先生の好きだった居間ではテーブルを取り払い車座になって座り、先生をしのび飲みながら語り合った。

「楽しくやろう」とあうんの呼吸で和やかな仮通夜だったが、締めくくりにジャズマンの坂田明氏がトランペットで先生を送る楽曲を演奏。全員で黙とうしてお開きとなった。

 後日、中野の宝仙寺で行われた通夜にも参列した。焼香を終え、バカボンのテーマソングが流れる通夜振る舞いの大広間に顔を出した。ゆうに100人は入る大部屋(黒柳徹子タモリらは別室)はすでに半分以上埋まっていた。

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