竹内結子さんで2カ月4人…芸能界“狭い”がゆえ連鎖しやすく

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 関係者によると芸能界ははたから見るよりも狭く、小さな業界で、第一線で活躍しているのは一握り。そのなかを同じような情報や噂が絶えず飛び交うから、流行ができやすい。

■「ウェルテル効果」への懸念

 俳優の石黒賢は「われわれ特有の悩みってあるんですよ」とし、普通に病院に行くのも大変だったりするが、悩みや苦しみといった相談を気軽に持ち込める場所はないのだとテレビで語った。悩みを分かってくれるのも頼れるのも同業者となり、“朱に交われば赤くなる”のことわざ通り、自殺の流れができればそれにも同調してしまう可能性があるとすれば、どうか。

 ワイドショーなどによる報道ラッシュによって、自殺者が増える事象はすでに立証されている。これを「ウェルテル効果」といってWHO(世界保健機関)がメディア向けに資料を作成し注意を喚起している。ある芸能関係者はこう話す。

「思い出されるのが、18歳で飛び降り自殺した岡田有希子さんの後を追うように、30人以上の青少年が飛び降りなどで自殺していった1986(昭和61)年。ユッコ・シンドロームとして国会でも取り上げられていました。X JAPANのhideが自殺した1998(平成10)年もファンの後追いが相次いで、YOSHIKIが緊急記者会見を開いて思いとどまるように訴えていた。芸能人は良きにつけ悪しきにつけ、影響力が強い。今回の自殺連鎖に対する一般への影響も考えるべきでしょう」

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