竹内結子さん急死の謎 家庭と仕事の両立に金銭的な重圧も

公開日: 更新日:

 週末の日本列島に衝撃の訃報が届いた。人気女優の竹内結子さん(享年40)が東京都渋谷区の自宅マンションで急逝。昨年2月に再婚した俳優の中林大樹さん(35)、長男(14)と次男(8カ月)を残し、帰らぬ人となった。自殺とみられている。1日のイベントでは明るい笑顔を振りまいていたのに、一体何があったのか。

 変わり果てた姿の竹内さんが発見されたのは27日午前2時ごろ。自宅にいた中林さんが寝室に入り、クローゼットの中で首を吊って意識不明状態の竹内さんを発見し、119番通報。搬送先の病院で竹内さんの死亡が確認された。この自宅は100平方メートルを優に超え、家賃100万円は下らない超高級マンション。子ども2人もいたが、異常には気付かなかったという。

「遺書は見つかっていませんが、現場の状況から自殺は疑いようがない。前日26日は家族4人で過ごしています。竹内さんに変わった様子があったのか、なかったのか。警視庁が出す情報が極端に少なく、動機などは判然としません」(捜査事情通)

 このところ、芸能人の自殺が相次いでいる。三浦春馬さん(享年30)、芦名星さん(享年36)、藤木孝さん(享年80)。竹内さんと三浦さんは7月公開の映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」で共演した仲で、死に至った方法までも同じだ。

 竹内さんは今年1月に次男を出産。しばらく仕事をセーブしていたが、1日にCM出演中のサンヨー食品の関連イベントに出席。新メンバーとして加わったKis―My―Ft2の藤ケ谷太輔(33)、玉森裕太(30)を前に、「このおふたりが来るからには、私の座がなくなってしまうのではないかと思って、戦々恐々としています」と冗談めかして口にしていた。

「前夫の中村獅童さんとは長男が2歳の時に離婚。竹内さんはシングルマザーとして苦労も多い中、長男が通っていた小学校でPTA役員を務めるなど、教育熱心で子供思いの母親でした。乳飲み子の次男を残して命を絶つなんて、よほど思い詰めていたのか。親御さんを含め、精神的な支えになる親族に恵まれていなかったようですし、金銭的なプレッシャーもあったようです。一家の大黒柱は竹内さんですが、人気のバロメーターとも言えるCM出演は1本のみ。女優業を本格再開しようにも、コロナ禍も重なって思うように進まない不安を抱えていたのかもしれません」(芸能プロ関係者)

コロナ禍で外出もままならなかったか

 竹内夫妻はともに大手芸能事務所のスターダストプロモーションに所属。押しも押されもせぬ看板女優の竹内さんに対し、中林さんは言うなれば、これから伸びる俳優。放送中のドラマ「キワドい2人―K2―池袋署刑事課神崎・黒木」(TBS系)に出演中だ。

「180センチの長身で、爽やかなイケメンなんですが、名前と顔が一致するまで、もうしばらく時間がかかるんじゃないか。ドラマにはちょこちょこ出ているものの、事務所の威光によるキャスティングの側面がぬぐえません」(ドラマ関係者)

 出産した女性の10人に1人が産後うつになるとの調査もある。出産後1年未満の母親の死因で最も多いのは自殺だ。しかも、このコロナ禍だ。外出もままならなかっただろう。竹内さんは産後うつとコロナ禍が重なり、生きる気力を失ってしまったのか。

 ◇ ◇ ◇

【相談窓口】

■日本いのちの電話連盟

 ●ナビダイヤル 0570・783・556
  午前10:00~午後10:00

 ●フリーダイヤル 0120・783・556
  毎日:午後4:00~午後9:00
  毎月10日:午前8:00~翌日午前8:00 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意