小松政夫さんが語った仕事人生 1日24時間働いて飲んで…

公開日: 更新日:

「肝細胞がんと判明したのが昨年の11月。抗がん剤を投与しての闘病は大変だったでしょうに、それでも仕事も続けられた。お酒もぴしゃりとやめられたそうですから、まだまだこれからと思われていたのではないでしょうか。病気についてはほとんど明らかにせず、盟友の伊東四朗さんは『ひと言言ってくれれば会えたのに。残念』とうつむいていましたけど、それが小松さんの美学だったのかも知れませんね」(小松さんを知る芸能プロ幹部)

 小松さんはよく、こう言っていた。

「喜劇というのは、みんなを笑わせて笑わせて、最後にホロリと泣かせるもの。それをやりたい」

 その精神を人生でも貫いたのだろう。師匠の植木等さんが亡くなった80歳まで現役をと目指したそうだがかなわなかった。しかし、訃報に接した伊東四朗は天国で植木さんと久しぶりに会っているのではと言い、「師弟関係に戻って、付き人として走り回っていて欲しい」と語った。今頃天国であの飛び切りの笑顔をはじけさせているに違いない。

 合掌。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に