芸歴70年・草笛光子“女優魂”の源は「真っさらと負けん気」

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 松竹歌劇団入団から70年続けられる、女優魂の源とは?

「真っさらでいたことと負けん気かしら。私は女優は向いていないと今でも思っています。高校は1級上には岸恵子さんがいらっしゃる進学校で、化粧すらしたことがない私が勧められて受けたら受かってしまって。歌劇団の先生方は私が真っさらだから“教えよい”って喜んでくださった。そうしてSKDを卒業するときには、答辞を読むまでになりました」

 美の秘訣は?

「深夜1時2時まで起きているときもあれば、ドラマがあれば6時起きもあるし、肌の手入れも適当。あえて言うなら食を楽しむことかしら。朝食を食べたそばから夕食は何を食べようか考えるくらいですから」

 最後にドラマの見どころを。

「寂しい人をあたため、安心して甘えらえる“すてきなお店”に仕上がっています。できたら“飲んでるだけでいいから来ないかしら”って友達の役者さんを呼びたいですね。お車代くらい出していただけたらいいんだけど(笑い)。そういうおおらかな大人の遊びができたらいいですね」

(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ

◇9日からスタート「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜23時40分~)
出演:池脇千鶴江口のりこ、草笛光子ほか

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