北山修氏が白鴎大の新学長に就任 第一線で走り続ける理由
団塊の世代は、このニュースをどう聞いたか――。「帰って来たヨッパライ」「悲しくてやりきれない」などザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして一世を風靡し、「あの素晴しい愛をもう一度」など70年代フォークの数々の名曲を世に送り出した作詞家きたやまおさむこと精神科医の北山修氏(74)が白鴎大の新学長に就任する。
北山氏は京都府立医科大卒の精神科医(専門は精神分析学と精神医学)。国際基督教大や九州大大学院で教壇に立ち、白鴎大でも2017年まで副学長を務め、現在も名誉教授だ。学長はついに上りついた念願ポストにもみえるが、昭和歌謡からの音楽シーンに詳しい構成作家のチャッピー加藤こと加藤剛司氏はこう言う。
「九州大も白鴎大もとうに定年退職されていて、学術畑でももう十分キャリアを積まれています。音楽もそう。悠々自適の老後を送れるのに、要職を引き受けたのは北山さんらしい生き方だなと思います」