東映時代は毎晩「十円鮨」を…アタクシいい歳こいて肉も鮨も大好きなんすヨ!

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 江戸の昔、作家・池波正太郎さんが書いてらっしゃったけど、一人月一両二分稼げば親子三、四人で毎晩、晩酌やって月に一度は芝居見物に行けたそうな。一両は大体十万円前後。まあこういう人がどれ位いたのか判らないけれども、この当時は鮨もうなぎも天ぷらも、屋台商いだし、一寸つっかけて、パパっと喰って勘定! 良いですなあ! 憧れますぜ。

 昔若い頃、東映時代ですが、仲間と毎晩のように鮨を喰いに行って、当時十円鮨というのが流行り出して、今の廻る鮨の前身かなあ。コレが旨いんですなあ。呑んで喰って勘定! まあいくらだったか忘れましたが、毎晩のように行けたんだから、安かったんでしょ。有難い時代だったなあ。その仲間と鮨と焼肉、歳を喰ったらドッチが優先してんだろ、歳をとったらそりゃ鮨だろ、肉は格闘家じゃねんだから胃にくるぜ、なんてツマラン話をしていましたが、只今現在、アタクシいい歳こいて、肉も鮨も大好きなんすヨ!!

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