吉田隆
著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<123>早貴被告の弁護士は、受けてもいない仕事なのに登記の手続きで和歌山に駆けつけた

公開日: 更新日:

 フライデー編集部からの質問に対し、早貴被告の弁護士による回答書には〈野崎氏の妻は、平成30年7月30日付けで代表取締役及び取締役に就任しており、当該役員就任手続きは、当職らの弁護士としての法的知識及び見解に従って、会社法その他の関連法規、判例に則り他の株主・相続人に対し必要な連絡を行い、招集通知等必要な手続きを経た株主総会において適法に行われました〉とあった。

 だが、アプリコの取締役である家政婦の木下さんは、臨時株主総会の招集に必要な取締役会について「取締役会の話なんて聞いたことがない」と話していた。この証言が事実なら早貴被告の代表就任は正当な手続きを経ていないことになるし、実際、これに関連して田辺署は刑事告訴を受理している。

■受注していないはずが…

 また法人の登記上の代表が野崎幸助さんのままになっていたことについて、〈こちらについては当職らが法的には支援しておりますが、登記申請の手続きについては受任をしておりませんので、この点付言させていただきます。受任に至っていない理由としては、登記申請手続は単純な作業となる上、当職らが関東地域に拠点をおくため、和歌山県現地において密に連絡をとるべき業務を受任するのは適切ではないと判断し、かつ、本件両会社についてはもともと野崎家の家族経営としての様相が大きいため、役員変更の事実を外部に公開する必要性に乏しく、仮に登記の時期が遅れ、登記前の記載内容とおりに会社として責任を負う状況となった場合の不利益が少ないと考えたことに依拠しておりますので、この点に違法又は不当な点は一切ございません〉と弁明した。

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