著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<122>「代表」の法人登記は野崎幸助のまま…早貴被告は未亡人という立場なのに報酬を得ていた

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんの会社「アプリコ」の法人登記は、野崎さんが亡くなった後も全然変わっていなかった。私は毎週のように登記を確認したが、そこには何の変化もなく、代表取締役は「野崎幸助」のままだった。ここに大きな問題がある。

 当時の早貴被告は野崎さんの未亡人という立場に過ぎなかったのに、アプリコから彼女に報酬が支払われ、その弁護士もアプリコから金銭を受け取っていた格好である。会社の顧問弁護士でもない弁護士に会社のお金を動かす資格がないことは前にも書いた通りだ。

「9月初旬にお金をもらったよね?」

 10月半ばに田辺市内で食事を共にした際に早貴被告に聞いた。

「ええ、もらいましたけど」

「何の権利があってもらえたの?」

「だって私は会社の代表ですから、もらって何が悪いんですか?」

 無邪気な表情を浮かべた。

「はあ? キミは代表になってないよ。キミはドン・ファンの未亡人という立場であって会社とは関係がないんだから」

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