ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

高校演劇「明日のハナコ」のどこが問題? 皆、何を恐れ何に気を使っているのだ

公開日: 更新日:

 ウーマンラッシュアワー村本くんのネタに「僕の生まれた福井には美浜原発、高浜原発、大飯原発、原発だらけ。でも僕の町は夜8時を過ぎたら真っ暗になる。これだけは言わせて下さい。電気はどこ行った!」というネタがある。

 それほど福井県には原発が多い。その福井県で去年からある問題が起きている。

 福井県の高校演劇大会。昨年はコロナ禍で無観客で行われた。その記録映像を福井ケーブルテレビが放送することになっていた。しかし福井農林高校が上演した「明日のハナコ」という作品だけが放送されなかった。それだけではない。高校演劇連盟は配布するはずだったDVDを作らず、脚本集をすべて回収してしまった。

 理由は3つ。差別用語が含まれている。作中に個人名が出る。そして原発批判と呼ばれる内容があること。

 これに対し有志が、これは重大な表現への抑圧だと考え、「明日のハナコ」上演実行委員会を立ち上げた。

 芝居は2人の女子高生の会話だけで進む。

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