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ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

菅直人氏のツイートに維新が抗議文の過剰反応 「ヒトラーの大衆扇動術」読んで実践?

公開日: 更新日:

 菅直人氏がツイッターで橋下徹氏を筆頭に、維新政治のことを〈弁舌の巧みさでは(中略)ヒットラーを思い起こす〉と書いたことに、維新が大反発している。

 文脈を見れば菅氏は弁舌の巧みさを褒める意味でヒトラーを用いていて、いわゆる褒め殺し的に使っているわけだが、橋下氏は〈ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的にはご法度〉とさらりと言って〈お褒めの言葉と受けっておく〉と軽くいなした。いつもの罵詈雑言から比べたらかなりソフトな対応で問題にもならないと思いきや、維新の吉村氏や松井氏が大激怒。ヒトラーに例えるとは侮辱だ、看過できないと立憲民主党に正式に抗議するという事態にまで発展した。

 そこまで気にする? どうも過剰反応のような気がするがいかがなものか。

 何よりまず橋下氏がさらりと言った〈ヒットラーへ重ね合わす批判は国際的にはご法度〉という件。過去に高須院長がヒトラーを礼賛したり、麻生太郎氏が「ヒトラーの手法を真似たらどうか」と言ったのは問題があり、欧米なら相当な批判を呼んだだろう。それはヒトラーを肯定的に捉えているからであって、ヒトラー的な政治家や手法に警鐘を鳴らすために、ヒトラーを例に出すのは、別にご法度でもなんでもない。

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