著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<145>「アプリコ」の株主総会は2018年12月に再び開かれた

公開日: 更新日:

 新盆が終わってから、彼女が田辺に姿を見せる頻度はすっかり少なくなり、ベンツを東京に持っていき、東京暮らしを満喫しているらしかった。

 しかし、野崎幸助さん名義のベンツは個人財産であり、法律上は凍結されるべきものだ。彼女が都内まで乗っていって使っていたこと自体が違法であり、彼女の弁護士からも「やめたほうがいい」と忠告されていたようだが、彼女はそれを無視してベンツを乗り回していた。

 このベンツは20年になってから知り合った探偵に売却されたらしいが、それを認めたのは田辺市である。彼女の弁護士から田辺市に連絡があり、ベンツの所有権移転を認めたらしい。

 田辺市は遺言を盾にして権限を主張しているが、遺産分割協議が終わっていないのにもかかわらず勝手に財産を処分したことは、後々で問題になるだろう。何しろこの時点で、田辺市と遺族の間で遺言無効の裁判も行われているのだ。もし田辺市が敗訴すれば、遺族側はこの件も含めて田辺市の違法行為を訴訟で追及することは容易に想像ができるし、多分そうなることだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず