世良公則「カムカム」再登場に喝采!歌手と知らない世代に伝わる“昭和の存在感”

公開日: 更新日:

「カムカム」での世良のシブい歌声を聴いた人の中には〈世良さんって、歌うまいんだね〉なんて書き込みも。世良がそもそもバリバリの歌手であること、また、昭和時代に一世を風靡したことを知らない若い世代も少なからずいるわけだ。

 芸能ライターのエリザベス松本氏は「いま、中森明菜さんや小泉今日子さん、南野陽子さんなどが〈昭和のアイドルは存在感がケタ違い〉と脚光を浴びていますが、世良さんもとてつもないインパクトで、デビュー直後から世間をあっと驚かせたロックミュージシャン。その人気はどんな男性アイドルもかなわないという時代があったんですけどね」と苦笑する。

 ちなみに世良は、1977年のヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)と世界歌謡祭で「あんたのバラード」でグランプリを獲得。その後、世良公則&ツイストで歌手デビューし、数々のヒット曲を飛ばして昭和時代を彩った。ワイルドな容貌で、脚を大きく開き、しゃがれた声でシャウトする。その姿は当時の日本の若い男女の度肝を抜き、熱狂させたものだ。

「あんなにも“男っぽさ”を全面に打ち出した歌手は、令和となった今でも、世良さん以外にはいないのではないでしょうか。当時の世良さんの男っぽさと色気があまりにすさまじく、子どもには刺激的だと思う親御さんもいたようで……〈世良さんが歌うとチャンネルを変えられたものよ〉と懐かしそうに話す昭和世代のファンもいます。裏を返せば、一世を風靡した歌手だと知らない若い世代にも伝わるものがあるところが、世良さんのすごさでしょう」(エリザベス松本氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  4. 4

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  3. 8

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    結局、「見たい人だけが見るメディア」ならいいのか? 「DOWNTOWN+」に「ガキ使」過去映像登場決定で考えるコンプライアンス

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性