著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

小室圭さんを揶揄するテレビ局の矛盾…無断撮影しないと言いながらパパラッチ写真を放送

公開日: 更新日:

 結婚のため皇籍を離脱した小室眞子さん夫妻は現在ニューヨーク州で生活し、夫の圭さんは2月下旬、同州の司法試験に再挑戦した。皇族から一般人となった眞子さんとその夫、圭さんに人々が関心を寄せてしまう気持ちは理解しないでもない。だが先日、読売テレビの娯楽番組「上沼・高田のクギズケ!」が、週刊誌を紹介する形で圭さんの姿を公共の電波に乗せたのには疑問を持った。テレビ局の現地支局は、映像取材を自粛する代わりに小室さん夫妻へのインタビューを要請し続けているためである。

 小室さんが2月22、23日に司法試験を受験した際の姿を、英紙「デイリーメール」(電子版)が多数の写真とともに報じた。日本では「女性自身」(3月22日号)が、小室さんの受験の様子を、パパラッチが隠し撮りした写真を巻頭カラーグラビアとして掲載した。

 この記事を取り上げたのが、読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(3月13日)である。メインの司会者は上沼恵美子高田純次で、当日のゲストは芸能リポーターの井上公造らであった。

 番組は紺色のパンツ、デニム生地のシャツのボタンを開けたファッションで試験会場に現れた小室さんのやや太った姿、2日続けて同じ服装だったファッションを揶揄した。「女性自身」のグラビアを紹介したうえで、「離婚の危機」にあるという噂をネタにしてトークが続いた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ