まさか素顔が怖いということでキャスティング?

公開日: 更新日:

 今年6月公開予定の映画「怪奇タクシー」(原作・森野達弥)が元気にクランクイン。タクシーで本当にあった怖い話で、私は長い芸能生活で初めて妖怪の役に挑戦。なんと頭の後ろにも大きな口がある“二口女”で、自分の顔も特殊メーク! と思いきや、専用パテで眉毛を潰したり、少しスス汚れのような化粧もしたが、夏目大一朗監督(脚本も)の指示でほぼ素顔に近いナチュラルメークで決定……ということはまさか素顔が怖いということでキャスティングされたのか? 複雑な気持ちでスタート。

 八王子辺りの小山で早朝ロケ。妖怪の話だからてっきりナイトロケだと思っていたが、朝で明るくて怖くなくてよかった。それでも一応、数日前におはらいというか四谷のお岩稲荷をお参りして撮影の無事もお願いしてきた。だが、前日まで桜の開花のニュースでポカポカ陽気だったのにロケ日は、気温がぐっと下がりあいにくの冷たい雨。衣装合わせで決まった私のお衣装はペラペラのワンピースでとても寒かった。それでも映画はカチンコがあって、監督の「よーい、スタート!」で心地よい緊張感。頑張ろう。

 そのうちやむだろうと思った雨は山下達郎の歌じゃないけど次第に強くなり、なんと3月なのに雪へと変わるだろ、ん~んん~♪ 細い山道はあっという間にぬかるみ、撮影現場に慣れていないうちのマネジャーはすってんころりん、派手に転んで全身泥だらけ。帰りにワークマンで上下買って着替えるほどだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも