カズレーザー「完璧だと思うものは朝日奈央」コメントが示す芸能界コロナ禍サバイバルのカギ

公開日: 更新日:

 お笑い芸人のカズレーザー(37)とタレントの朝日奈央(28)が26日、都内で行われた「完璧な新キリンチューハイ」解禁発表会に登場した。

 イベント名にちなみ“完璧だと思うもの”を聞かれたカズレーザーは「朝日奈央」と回答。「スキのない話をしてて、完璧すぎでウソだと思う」とコメントし、2人の“完璧”すぎるトークとイベント回しで盛り上がった。

【写真】この記事の関連写真を見る(07枚)

 同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏は「これからのタレントの生命線は知性」と分析し、こう続ける。

“敵をつくらない”“危なくない知性”ならスポンサーも安心

「割拠する同種のタレントから朝日さんが頭ひとつ抜けつつあるのは、彼女のクレバーさが功を奏しているから。かといってバラエティータレントらしさも忘れず、嫌みがない。カズレーザーさんはお笑い芸人としてスレスレのところを突いてきたりする。おそらくそれも彼の頭脳による計算で、テレビが求める“意外性”を体現している。NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の3人目のヒロイン、川栄李奈さんも、アイドルから見事に“知性の光る”女優に転じ、人気を不動のものにしています。ネット炎上がネックになる世の中で、スポンサーも安心な“敵をつくらない”“危なくない知性”が求められている。まさに朝日さんやカズレーザーさんは時代のニーズにピタリとハマっていると言えます」

 コロナ禍で出演者の人数を削減され、明暗がハッキリしてきた芸能界。見えない知性が生き残りのカギになっている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因