最新回の朝ドラ「ばけばけ」ウラの見所~ヘブンの“嫉妬マン”ぶりに今後が不安? 熟年カップル誕生にもほっこり…

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コクハク

第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」#66

【朝ドラのツボ!】

 ヘブン(トミー・バストウ)のいらだちも限界。察したトキ(高石あかり)は、ついに家族にヘブンと一緒になることを告げる。はじめは冗談だと気にも留めない司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、勘右衛門(小日向文世)だったが、トキの様子に次第に現実を受け止める。

 異人嫌いである勘右衛門の猛反対を覚悟するトキ、恐れる司之介とフミ。3人が様子をうかがう中、勘右衛門が口を開く。

【こちらもどうぞ】「ばけばけ」おトキとヘブンの世界、巧みな画面構成に唸った。おじゃま虫、錦織がそこにいてよかったなあ

【本日のツボ】

SANNOJOU is SANNOJOU
 ※※以下、ネタバレあります※※

 ヘブンとのことを家族に伝えようと意を決したおトキ、玄関で「(ヘブンと)一緒になります」と告げますが、「なんの話じゃ」と司之介。「私が、ヘブン先生とです!」ときっぱり。

 勘右衛門のもとに駆け寄り、手をつき頭を下げて、「ヘブン先生と一緒になります。…いや、もうなってしまったけん」と。

 最初は冗談かと笑う3人でしたが、「冗談ではありません」と真剣に訴えるおトキに、今度は、「これ夢か? 夢じゃよ」と司之介が言えば、おフミも「たまたま同じ夢を見ちょります」と続け、さらに「ワシもじゃ」と勘右衛門までも。

「まことでございます。先生に杵築に呼ばれたその足で、誓ってまいりました」というおトキの言葉にようやく、目の前に起こっている現実に気がついたようでした。

 これは勘右衛門、ブチ切れ案件では!? と思ったら、「そんな仲だったんか、女中じゃなかったんか!」と先にブチ切れたのは司之介でした。

「父上、母上、おじじ様。どうか、どうか、お許しいただけないでしょうか」と懇願するおトキに、「おじょ、好いちょるのか?」と勘右衛門。おトキが「好いちょる」と答えると、「好き合うちょるのか?」と再び尋ねます。

「はい」。おトキのまっすぐな返事に、ゆっくりと目をつむり、何かを考えているふうの勘右衛門。

 そこに、「じゃが、相手は異人じゃぞ。いくら好き合うちょったとしても、異人は松野家として…」とまた司之介が割って入るのですが、「ええ」と勘右衛門。「好いちょるなら、仕方ないじゃろう。おじょのそげな気持ちをもうわしは止めるつもりはない」と。

 勘右衛門の「ペリーめ!」と木刀を手にひと暴れするところを見たかったのですが、いつになくものわかりのいい勘右衛門にいささか拍子抜けしましたが、それには理由がありました。

ヘブン、なかなかの嫉妬マン

「猪の目じゃ。わしらはイノシシ。猪突猛進じゃ」

 そう言ったかと思うと、共同井戸のほうへ。そこには思い人のおタツ(朝加真由美)の姿が…。そして、「あまり朝する話だないですが…わしと一緒になってごしなさい」とプロポーズ。てっきりフラれるのかと思ったら、おタツも「待っちょりましたけん」と。

「ありがとう存じます」「こちらこそ」予想外の熟年カップル誕生に心が温かくなりました。

「おめでとうございます、おじじ様」「おじょもな」。恋するおじじ様のおかげで、ヘブン先生も斬られることなく、ふたりの結婚も認められました。

 そのことを告げると大喜びするヘブン。おトキを抱きかかえてのぐるぐる回し。西洋人の愛情表現に、目のやり場がないとばかり視線をはずし、小声で「おお、素晴らしい」と手を叩くシャイな錦織も良きでした。

 めでたしめでたし、とはならず、女中から妻になったことで20円のお給金がどうなるのか問題が浮上。おトキに10円を貰えなかった三之丞(板垣季光人)がヘブンの家に様子を伺いにやってきました。

 そこに現れたヘブンが、「ダレ? ダレ?」と不審がると、「三之丞様は三之丞様です」とおトキ。それを錦織がヘブンに「SANNOJOU is SANNOJOU」と通訳。

「ダカラ、サンノジョウ ムカシ オトコ?」「フトン? マクラ?」と逆上するヘブン。元夫の銀二郎(寛一郎)のことはフトンと呼んでいたので、三之丞はマクラ? ヘブン、なかなかの嫉妬マンで、先が思いやられます。

 にしても、「SANNOJOU is SANNOJOU」って…。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

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