のんを直撃!「自分は創造する人」と再確認、熱量渦巻く芝居をしたい

公開日: 更新日:

渡辺えりさんからのダメ出し

 ──舞台は、「あまちゃん」で共演した渡辺えりさんからのオファー?

「はい。えりさんの舞台はいくつか見ていて、私も面白いなあと思っていましたが、自分の芝居が客席に届くのか、長期間を乗りきれるのか不安で、舞台へのハードルを感じていたんです。いざやってみたら、思っていた以上に大変で、1人10役でしょう。早替えが多いので息つく暇もない。もちろん、トイレにも行けないし(笑)」

 ──初演でやり残したことは?

「前回、えりさんに『感情を垂れ流してるような激しさが欲しい』と言われました。それは主人公の井上由祐という青年が自分には才能がないとすごく悔しがるシーンがあるんですが、私は彼の内面を複雑に見せようとしてしまうらしくて、えりさんからはそれがクールに見えるみたいで。今回は、えりさんの言うような、抑えきれない感情がほとばしる熱量渦巻く芝居ができたらいいなと思います」

 ──渡辺えりさん、小日向文世さんからはどんなアドバイスを?

「普段はえりさんは優しいし、小日向さんも冗談を言って和ませてくれるんですが、舞台上の集中力、瞬発力は半端なく凄いんです。静かなシーンや笑えるシーンでもめちゃくちゃ“引力”があって、相手役がまばたきできないくらいの強烈な“引力”なんです。私もそれくらい集中力のある役者になれればいいなと思います」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒