柳家三語楼さん「酒の失敗」…酔っ払って裸にクセをやめた、60代マスターの真顔説教

公開日: 更新日:

柳家三語楼さん(落語家/46歳)

 5代目柳家小さんの得意ネタのひとつ「猫の災難」は酒好きの熊五郎が主人公の古典落語。この噺を柳家三語楼さんがやると、酒を飲むシーンでは観客がゴクリと喉を鳴らす。その三語楼さん、意外にも酒が飲めるようになったのは30歳近くになってからだという。

 ◇  ◇  ◇

 酒が好きになったのは27歳で二つ目になってから何年か後の29歳か30歳から。それまではグラスに口はつけますが、うまくないわ、頭は痛くなるわでいいことがない。ただ、打ち上げなんかでみんなが飲んでいる雰囲気は好きでした。

 それなのに、ある日突然、好きになったんですよ。それもビール。あたしは炭酸飲料がそもそも苦手で、ビールは味も苦いので、嫌いだったんです。それが休みの日の夏の暑い昼間、たまたま入った中華屋でオジサンがビールを飲んでいたんです。それがこの上なくおいしそうに見えて、思わず注文して飲んだんですよ。そうしたら、おいしかった。

 その日を境に酒を飲むようになりました。

■「おまえは酒を飲んでいる方がおもしれーな」と鈴々舎馬風師匠

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし