苦節15年…ラストチャンスで勝ち取ったM-1!

公開日: 更新日:

 M-1で優勝したのは結成15年目のラストチャンス。やっとですわ。

 M-1にはそれこそ死に物狂いで挑んでましたよ。毎年新ネタを作るだけじゃなく、スタイルもどんどん変えてたし、これまでにウケたスタイルをオムニバスのように全部詰め込んでみたりもした。全身全霊で考えつく限りの手を使いました。

 それでもM-1の扉は何回ぶち当たってもなかなか開かなかった。毎回負けが決まった後は頭の中が空っぽになってました。家に帰って真っ暗な部屋でテキーラを飲みながらクラシックを聴く。そんなんでしたわ。

 相方の村田には負けた後はいつも俺から「今年も決勝行かれへんかった、ごめんな」ってメッセージを送ってましたね。コンビのネタを書いてるのは俺ですから、負けた責任も俺が取らなきゃならない。そこまで背負ってやってたんです。

 村田はいつもニコニコしてるジャムおじさんで、必死に戦うアンパンマンが俺です。

 実はM-1にちゃんと参加する前は「なんだよ、どうせヤラセなんだろ」なんて思ってたんです。でも自分が参加してみて、そうじゃないことがイヤというほどわかりました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし