「インディ・ジョーンズ」第5弾は来年公開 なぜ「80年代映画」続編が“出る出る”なのか

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「トップガン」は興収135億円

 映画批評家の前田有一氏はこう話す。

「80歳でどこまでやれるのかという懸念はもちろんあります。しかし、日本にいると実感しにくいのですが、『トップガン・マーヴェリック』のトム・クルーズ(60=顔写真)や韓国の国民的俳優ソン・ガンホ(55)など、今はベテラン俳優がいつまでも第一線で活躍するのが、世界の映画界では当たり前になっています。さらに、今回の『インディ・ジョーンズ』の企画は、『トップガン』の大ヒットが後押ししたことは間違いないでしょうね」

 確かに、コロナ禍の今年5月に日本公開された「トップガン・マーヴェリック」は国内興行収入135億円のメガヒット。36年前、1986年公開の第1作に夢中になった中高年が、こぞって映画館に足を運んだ。前田氏が続ける。

「80年代映画をはじめとする人気シリーズの続編が次々と製作されるのは、ある程度の集客が計算できるからで、コロナ禍がそれをますます後押ししています。『ゴーストバスターズ』などもそうですね。この手の続編は、ハリウッドなどでも、出る出ると言われながら、何年も製作されないことが常ですが、今は実現しやすい環境があるのかもしれません」

 ちなみに、映画ファンの間で“続編待望論”が高い当時の映画といえば……。

「やはり『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でしょう。病魔(パーキンソン病)と闘うマイケル・J・フォックス(61)ですが、見せ方次第で実現の可能性はあるかも知れません」(前田有一氏)

 ともあれ、ジョーンズ博士が、あのテーマソングをバックに、老体にむち打って新たな冒険に出ることに期待を膨らませているファンは多いだろう。

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