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森本潔元プロ野球選手

1942年、愛媛県出身。立教大を中退し、三協精機を経て63年に阪急ブレーブスに入団。5番打者として長く活躍し、オールスターにも選ばれた67年は球団史上初のリーグ優勝に貢献。巨人との日本シリーズでは首位打者に輝き、ベストナインも受賞した。77年から中日に移籍し、79年に引退。引退後は評論家活動や、会社経営などを行った。通算1450試合、1122安打、146本塁打、572打点、打率.248。

南海・野村克也監督が「もし森本がいたら…」と述懐 パの歴史を変えた9.23造反事件

公開日: 更新日:

 前身となる阪急軍から数え、今年で球団創設90周年を迎えた阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)。当時のパを代表する名手を幾人も輩出する中、ひときわ異彩を放っていたのが森本潔だ。球界から突如消えた反骨の打者の足跡と今を、ノンフィクションライターの中村素至氏が追った。(毎週木曜掲載)

  ◇  ◇  ◇

 スターティングメンバーに起用された選手が出場せず、試合途中で帰宅してしまう──1973年のペナントレースの終盤、阪急ブレーブスに前代未聞の事件が起きる。

 西本幸雄監督の「信任投票」では、迷わず○を書いて投票し、「西本道場」の優等生だった森本が恩師に反旗を翻したのである。森本の行為は、野球協約の「契約不履行」と見なされ、球団から無期限謹慎処分のペナルティが科された。当時を振り返り、森本が語る。

「俺も天狗になっていたのかなあ。今考えると、ありえないことだからね。いくら何でもまずかったと思う。でも、後悔はしていないのよ。これもまた俺の人生」

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