福山雅治がTBS日曜劇場を救う?「ラストマン」視聴率2桁キープは“分かりやすさ”にあり

公開日: 更新日:

「地上波の連ドラをオンタイムで見る層が大好きな、“1話完結型のベタな刑事ドラマの構成”がベース。たとえば12日放送の第4話は、“誰が犯人か”“なぜそれに気づいたか”がものすごく分かりやすくて、年配の夫婦が一緒に見ながら、《あっ、この女優さんが怪しい》《2クリックで1カ月前のメールをプリントするのは不自然だよね》なんて会話をしている昭和的風景が目に浮かびます。単に事件解決で終わりではなかったり、大泉さんの“福山口調”のものまねや、最後の最後に福山さんの『歌いますか?』など、ネットで盛り上がれそうな小ネタも効いていましたよね」

 しかも昨年の「NHK紅白」の大トリと司会のバディーとあれば、地上波をオンタイムで見る層の支持はさらに厚くなって当然ということか。

「ラスボス的な存在を匂わせたり、若手の今田美桜さんと永瀬廉さんの微妙な関係への興味もほどよいバランスで入っています。設定やストーリーの不自然さにツッコミを入れる“ありえない警察”もいますが、それも含めたエンターテインメントなのでしょう」(テレビ誌ライター)

福山雅治が井上順に見える?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった