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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

欲に忠実に目いっぱい楽しむ姿が、紅しょうが熊元プロレスの不思議な魅力

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「お笑いは変わりましたよ!」
 (熊元プロレス/テレビ朝日系「ロンドンハーツ」7月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

「もしも地球上にここにいる男女しかいなければ誰と結ばれたいか」をフィーリングカップル形式で選ぶ企画に参加したのは、LDHの男性グループ・FANTASTICSと女性芸人たち。その1巡目で2人から指名され、1番人気だったのが紅しょうがの熊元プロレス(35)だ。まさかの展開に驚きつつも、満面の笑みで言い放った一言が今週の言葉だ。

 熊元プロレスは、吉本の養成所・NSC大阪校でゆりやんレトリィバァと同期。2人はコンビを組んだこともあったが、共にボケ同士だったこともあり解散。その後もさまざまな相方と組むがうまくいかず、ゆりやんの紹介で2期先輩の稲田美紀と紅しょうがを結成した。

 女芸人ナンバーワンを決める「THE W」(日本テレビ系)には、2018年に初めて決勝進出。5度目のファイナリストとなった23年に優勝した。優勝会見で熊元は「われわれは“ちょうどいいライン”で品がないと思ってまして、その感じを落とし込めたネタを選びました。私たちはどちらも品がないので(笑)」と語っていたが、それはネタだけに限らない。トークでも下品な下ネタをあっけらかんと言う。そこにまったく不快感がないのが不思議だ。「どうしようもない人が好き」と語り、「私のこと、心底バカにしてそう」な態度に引かれると言うほどのマゾ気質。「日頃のストレスをぶつけてほしい」(「ロンドンハーツ」26年2月3日)とまで言う。

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