アローナイツのボーカル木下あきらさん「リーダーほか2人のメンバーも亡くなり、あとの2人はどっかに行っちゃった」

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 さて、北海道赤平市生まれの木下さんは、高校在学中からナイトクラブで歌い、高校卒業後は同市で炭鉱作業員に。

 24歳の頃、秋庭氏に誘われ札幌へ。「秋庭豊とシャネル・フォー」を結成し、クラブで歌っていた。

 73年、自主制作した「中の島ブルース」がヒット。75年にメンバー揃って上京し、「秋庭豊とアローナイツ」としてメジャーデビューした。

「当初は年間でLPレコード4枚、シングル2枚も出してたから、1年のうち半分以上レコーディングしてたよ。テレビには月20本以上出たから、忙しくて半分ぐらい記憶がなく、覚えていない曲まであるほど。事務所の力だね(笑)。田舎から出てきて、こんなに力を入れてもらえて、何十年経ってもこうやって歌っていられるんだから、恵まれてたと思ってるよ」

 2002年には「敏いとうとハッピー&ブルー」の元リードボーカルの森本英世と、「森雄二とサザンクロス」の元メインボーカルの菅野ゆたかと3人で「ハッピー・サザンアロー」を結成。

「活動は2年ぐらい。2人は同年代だから、今も付き合いがありますよ」

 埼玉県越谷市内のマンションに暮らす。

「地方で仕事があったとき、延泊して息子と観光するのが楽しみだね」

(取材・文=中野裕子)

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