著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

資産は数億円とも…執行猶予中ガーシーの“逃げ得”を許してはならない

公開日: 更新日:

■執行猶予中の渡航は無理なのでは

 だが、僕はズバリ、ガーシーがドバイに行くのは執行猶予中の渡航は無理だと思っている。基本的に執行猶予中でも海外渡航は可能だが、パスポートを持っていなければ申請が必要になる。ガーシーの場合、国際手配中にパスポートを紛失したなどの理由で帰国しなかった事情があった。今回、ドバイへ行くためにはパスポートを再発行してもらわなければならないのだが、猶予期間中はパスポートが取得できない前例があるのだ。

 一部の国ではビザが発給されなかったり、ビザを得たとしても入国審査の段階で入国拒否というケースもある。渡航先や期間が限定されることもあって、なかなか難しいと言わざるを得ないわけだ。

 一方、判決確定後、損害賠償を請求する民事訴訟を起こされる可能性が極めて高い。俳優らは暴露動画によって仕事がキャンセルされるなどの影響が大きく、事業家は事業をたたむなどの被害が出ている。弁償金を出させるためには訴訟が必要で、そもそも弁済供託している金額では足りないともいわれている。前途多難ということだ。

 逃げるようにドバイに向かうのではなく、今、自身が置かれている立場に向き合って、ひとつひとつ解決していって欲しいし、国民の多くはそれを見守りたいと思っている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景