やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

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■自身の誕生パーティーに3000万円使ったワケ

子どもがいなかったやなせさんの遺産は、故郷・高知のアンパンマンミュージアムや東京のスタジオが引き継いだといわれています。生前、理事長を務めた日本漫画家協会を無償で入居させていた新宿の持ちビルはやなせさんの死後、協会に寄贈されています。一説には遺産は400億円はあるといわれていましたが、真偽は定かではありません」(週刊誌記者)

 生前、やなせさんと仕事をしたことのある出版関係者はこう話す。

「やなせさんは人を喜ばすことにお金を使い、仕事をしていた人でした。アンパンマンのキャラクターに指がないのは、アニメーターに楽をさせるためでした。高知の『アンパンマンミュージアム』も自費で開設。ホテルで開催する自身の誕生パーティーはすべて自腹で、1回で3000万円ほど使う豪華なものでした。出席者のためだけでなく、ホテルの従業員の給料になればという考えだったようです」

 自らは食べる分とスタッフの給料が賄えれば十分だと話していたという。

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