著者のコラム一覧
牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

田中好子「その日までさようなら」(3)余命二カ月であることを告げた夫に謝りながら泣いた

公開日: 更新日:
葬儀では田中好子の希望でお礼の言葉が流れた(C)日刊ゲンダイ

 田中好子が巨匠・今村昌平監督の抜擢で「黒い雨」の主演女優に選ばれたのは一九八九年のことである。

──四五年八月六日午前八時十五分、広島に原爆が投下された。井伏鱒二の同名の原作小説では、爆心地周辺の悲惨な被害状況が時系列で克明に描かれ、さらに二次被爆の実態と、その被害者が受… 

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