森七菜は移籍トラブル乗り越えNHKドラマに出演…「国宝」での圧巻演技が高評価、公取委の指針も追い風に
そんな森だが、人気俳優として順風満帆だった21年に事務所移籍騒動が発覚し、世間からは大きなバッシングを受けた。
「森がそれまで所属していた芸能事務所を突然退社し、現在の大手事務所とエージェント契約を結んだことが原因です。テレビ局やCMスポンサーなどに事前連絡がなく、前事務所との契約解除が円満ではなく、森側が勝手に移籍を進めた話が報じられ、“清純派”のイメージが失墜。それを機に、メディアへの露出が激減しました」(民放関係者)
■月9ドラマで歴代ワースト視聴率を記録
いわゆる“芸能界の慣習”を逸脱したというだけで、何かスキャンダルを起こしたわけでもないのに森への世間の反応は冷たく、「真夏のシンデレラ」の視聴率は当時の月9ドラマとしてワーストを記録。「森はもう以前のポジションには戻れない」との見方もあったが、時代の流れが味方した。
「公正取引委員会と内閣官房が俳優や歌手らのマネジメント契約を巡り、芸能事務所に移籍や独立を妨害しないことなどを求める指針を共同でまとめたことがこのほど明らかになりました。これは16年のSMAP解散騒動後に元メンバーが受けた“圧力”を受けてのこともあると思いますが、森さんにとっても追い風でしょう。この間に独立や事務所移籍する芸能人が増え、もはや珍しいことではなくなりました。今の芸能界で森さんの“移籍トラブル”をとがめる人はほとんどいないと思いますよ」(芸能関係者)