恒松祐里は主役と脇役、陰と陽を切り替えて演じるハイブリッド女優
つまり、恒松はガソリンとEVの両方で動くハイブリッドカーのように、主役と脇役、陰と陽を切り替えて演じるハイブリッドな女優だ。だからこそ、今秋のドラマのような二重人格の役にキャスティングされるのだろう。
1998年生まれなので葵わかな、広瀬すず、福原遥、堀田真由らと同学年になるが、彼女たちと比べると恒松祐里はだいぶ大人びて見える。本人もチャームポイントだと語る口元の2つのほくろが色っぽく、セクシーな印象を与える。
恒松祐里に似合いそうなものを挙げるなら、回転木馬、廃虚、砂時計、万華鏡、純喫茶、古書店、夜店、貨物列車……。
美しさの中に妖しさと懐かしさを秘めているので、探偵小説の登場人物、それも江戸川乱歩や横溝正史よりも高木彬光や都筑道夫の小説のモダンな世界観がハマると思う。
そんな女優、ほかにはちょっといない。これからも「なんか気になる女優」として、さらに多くの人を惹きつけるに違いない。



















