資生堂は今期520億円の大赤字! 評判イマイチ古川琴音「マキアージュ」CMと業績不振の関係は?
「コロナ禍でオンライン会議が増え、自分の顔を見る機会が増えたことで、美容を意識し出した男性たちが増えました。それにより男性化粧品の市場規模は約10年前と比べほぼ倍増していますが、そういった時代の流れにコーセーはたまたまうまくハマったと見るのが妥当でしょう。ですが、もともとコーセーを支えてきたのは女性ユーザーであるため、大谷選手のコスメデコルテ起用についても《本来のターゲット層に合わない》という声も上がっており、長期的に見るとやはり女性ユーザーへの説得力を伴った広告展開も意識すべきだと思います」(前出の広告代理店関係者)
もっとも、業績が好調だったコーセーも25年1~9月期の連結決算は、買収したタイ化粧品会社ののれん代償却や物流費が響いて、純利益が前年同期比微減の93億円にとどまった。
看板ブランドのイメージキャラクターは化粧品会社の業績を大きく左右するだけに、メーカーは慎重にならざるを得なくなりそうだ。
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資生堂にとっては、木村拓哉のCM起用を見送ったことも失敗の1つか。気になるアナタは関連記事もチェック!



















