嵐のラストライブも? STARTO社がNetflixと提携で「カウコン」世界配信の勝算

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 テレビを捨て、配信をメインにするメリットは多分にあるという。

「STARTO社にとっては、配信契約、番組視聴により、直接報酬が得られ、配信のための整備コストが抑えられることが大きなメリット。生配信は『FAMILY CLUB online』での有料となるが、年明けのNetflixでは、オープンになることで、さらに大きなスケールで、かつ全世界に向けた安定した配信が可能となる。コロナ禍に始まった配信は想定外の視聴数でサーバーがダウンしたりするなど問題があったが、そうした心配も解消できる。一方のNetflixとしては年末年始の契約者囲い込みに国内はもちろん、アジア全体にリーチできる強力なコンテンツになるし、繰り返しの視聴が見込まれるコンテンツにもなる。双方にとってウィンウィンの関係です」(ネット事業関係者)

 紅白に出場することは、全国津々浦々に確実に放送されることと、BSなどを通じて世界に配信していたことに意味があったのだが、時代は確実に変わっているようだ。

「今はネットでいろいろな問題がすべて解消されました。もうテレビに固執する必要はなくなった。経営としてはいたって普通の判断です。今までのクローズドな経営が変わっていただけで、今となってはメリットが少なくなってきていると思います」(前出のテレビ局関係者)

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