著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

銀行預金とカラオケで懐メロを歌うのは同じ?アップデートしないと時代に取り残される

公開日: 更新日:

 スナックに鳴り響く不協和音。勝手に歌をかぶせてきて「ハモってやったぞ!」と言わんばかりのドヤ顔を見せるオヤジ。

 違う音さえ出せばハモリだと思い込んでいるその姿は、もはや「公害」の域である。

 指摘すれば逆ギレ、黙っていれば増長。

 この老人の独りよがりに、誰か引導を渡してはくれないだろうか──。

 一方、目を転じれば、世の中にはもっと残酷な「不協和音」が広がっている。「貧富の格差」という名の「旋律の乖離」だ。

 株価や不動産が上昇を続ける傍らで、必需品の物価もまた、容赦なく跳ね上がる。

 資産を持つ者は上昇の波に乗るが、持たざる者は生活苦の底へと沈む。これがインフレの正体だ。老後資金をどこに預けているか──その一点で、人生の最終楽章のトーンは決まってくる。

「銀行預金や債券」という名の、変化のない退屈な懐メロを歌い続けるのか。それとも「株式や暗号資産」という、リスクはあるがアップテンポな現代曲に挑むのか。

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