がん遺伝子検査について知る(2)早くに受けられれば生存期間が延びる可能性

公開日: 更新日:

 がん遺伝子パネル検査は患者に適した治療を選ぶ手段として有効だが、現時点では、その価値を十分に生かせていない点もある。中でも医療界で議論されているのが「検査タイミングの問題」だ。東京大学医学部付属病院ゲノム診療部教授の織田克利医師に聞いた。

 がん遺伝子パネル検査は、2019年から保険適用となった検査だ。

 がんは遺伝子の変異で起こる病気で、例えば同じ肺がん患者でも、どの遺伝子に変異が起こっているか(または、起こっていないか)が異なる。

 がん遺伝子パネル検査では、がん細胞から採取したDNAを次世代シークエンサーにかけ、数百の遺伝子変異を一度に網羅的に調べる。

 次世代シークエンサーとは、DNAの塩基配列を従来より飛躍的に速く、大量に読み取ることができる装置のことだ。

「がん遺伝子パネル検査の結果をもとに、専門家チームが『エキスパートパネル』と呼ばれる議論を行い、推奨する薬や治験を主治医に提案します。このがん遺伝子パネル検査を保険適用で受けるには条件があり、それは『標準的な治療が終了した、または終了が見込まれる固形がん患者』というものになります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  5. 5

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  1. 6

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  2. 7

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  3. 8

    大和証券グループ「オリックス銀行を3700億円で買収」の皮算用

  4. 9

    「浜崎あゆみの父が見つかった?」と一部で話題に 本人がかつてラジオで明かしていた「両親の離婚」

  5. 10

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?