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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

京都男児殺害事件の過熱ぶりにパネラー苦言…「事件報道」を巡る情報番組のあり方を考えた

公開日: 更新日:

 情報番組を巡り出演者から異論が出始めている。

 発端は京都・南丹市で起きた小6児童の行方不明からだった。3週間後に遺体発見、その後、養父逮捕までを多くの時間を割いて報道し続けたのが民放各局の情報番組だった。

 元刑事やコメンテーターが推論を展開。世間の関心が高まると、ネットも即座に反応。人権などお構いなしに無責任情報を発信する異常事態に発展した。

 連日の事件報道に、情報番組のパネリストを務めている池上彰や中野信子が「報道は控えるべき」と番組内で苦言を呈した。

「出演者が番組の報道姿勢を否定するような発言は珍しい。普通なら放送後に担当者に意見を言うのがスジ。よほど腹に据えかねたのでしょうね」(テレビ関係者)

 識者の意見に番組側も「報道し過ぎ」の流れに変化。

 TBSの井上貴博アナもニュース番組で「必要以上の報道はしないように心掛けたい」と戒めていた。

 ニュースは原則、新たな事実だけを報じるが、それだけでは成り立たないのが情報番組。新事実に加えて推論で時間を稼ぐ。特に番組の大半を事件に費やしていたのが2時台の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)と「ゴゴスマ」(TBS系)。行方不明になった日からを連日おさらい。天気以外に長く時間を割く話がない時に格好のネタになった。まさに必要以上の報道そのものだった。

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