松村邦洋さんは健康のために「2万歩散歩」ダイエットを兼ねて歴史巡りや神社巡り
故郷の山口では元首相のお墓参り
「鎌倉殿の13人」が放送されていた22年には鎌倉にも行きました。大河ドラマの本編後にドラマに出た土地の今の風景を紹介してくれるコーナーが好きで、大河ドラマで見た場所を散歩することもあります。「べらぼう」が放送された去年には平賀源内のお墓も行きました。吉原を通ったのですが、その手のお店の前にいる男性に「まっちゃんも好きだね」なんて声をかけられ、「いやいや違うんです! 平賀源内の墓を見に行くんです」と言いました。
歩いていろんな場所を撮るんですが、夏はケータイが熱くなってしまうので、知り合った町の方に「撮っていただいていいですか」とお願いして連絡先を交換して送ってもらうんです。「僕が撮って送りましょうか」と言ってくださる方もいて、そういう触れ合いが生まれる点も精神にいいんですよ。
お正月はいつも山口県に里帰りしています。坂を上って神社へ行き、おみくじを引くと、毎年末吉で「ここの神社は末吉しかないのか」と思うんですが(笑)。思い返すと子供の頃から末吉が多かったかも。
若い頃は気にならなかったけど、ウオーキングして椿の落ち葉がたくさんあると「こんなに奇麗なんだ」と気づきます。近所を歩くと空き家も多いんですが、「この家のおじいちゃんとよくしゃべったなあ」とか、「ここの人に柿をもらったなあ」と思うと、懐かしい気持ちになります。地元巡りは自分の過去巡りでもある。でも、佐藤栄作さんとか岸信介さんとかやっぱりお墓巡りもしちゃいます。自分の家のお墓は山の上にあって杖がないとしんどいから「明日にしようかな」と後回しにしちゃうんですが。
野球も好きなので野球場へも散歩します。東京ではヤクルトの神宮球場や二軍の戸田球場。大阪まで行って好きな阪神の二軍の試合を見ることもありますよ。そこでファンの方と雑談しながら宿まで歩いて帰ります。地元ではカープの二軍の由宇球場。友だちの車で連れて行ってもらうと楽だし早く着くけど、町並みを見ながら「この景色いいなあ」と歩くのがいいんです。
都内では高田文夫さんと散歩の会もやらせていただいて、いろんな場所を巡って勉強しています。若い頃はテレビ局と自宅を車移動してばかりいてどんな道を通ってどんな景色があったのか知らなかったですものね。しょっちゅう歩けば町の変わりようもわかりますし。
ラジオで福岡に行くと寒い季節は地下道を歩きます。天神の地下道が広いんですよね。ラジオといえば、ラジオ体操もしてますよ。住んでいる中野で広場に集まってラジカセ一つでやるんですけど、朝5時に集まり、みんなでウオーキングしてから体操なんです。雑談しながら歩きます。一人だったら寒くて無理ですよね。
おじいちゃん、おばあちゃんたちはゴミを拾いながらウオーキングされてます。「自分もやらなきゃな」と思うけど、やらなきゃなで止まっちゃってます。
今年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」についての本を出しました。大河の本は5冊目。今年は豊臣にちなんで名古屋方面を散歩したい。ドラマは僕の予想では弟の豊臣秀長が亡くなってから最終回まで3本くらい続くんじゃないかと。大河の舞台がわかるのと併せて僕の予想本でもあります。ファン層が幅広い戦国時代なんで楽しみに見ながら城巡りをします。城の跡地で竹やぶになっている場所を見るのも味わい深い。
散歩が今の大事なクスリ。人生欲張らず、末吉で生きていきたいと思います。 (聞き手=松野大介)
▽松村邦洋(まつむら・くにひろ) 1967年8月、山口県出身。88年にモノマネ芸人としてデビューし、ブレーク。現在は「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)、「松村邦洋のOHー!邦自慢」(KRYラジオ)。



















