萩本欽一〈28〉コント55号のネタ1800本が「ぜんぶアドリブ」になった事情
作家・増田俊也氏による連載、各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。待望の第2弾は、「視聴率100%男」として昭和のテレビ界を席巻したコメディアンの萩本欽一氏です。
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増田「一番の憧れは三木のり平*さんということですが、それは萩本さんがまだ芸人になる前から?」
萩本「コメディアンになって、菊田一夫先生の『雲の上の団五郎一座』*、あれを1日休み取って見に行ったんです。お客さんが波打つ笑いを見てびっくりしました。みんな腹抱えて笑ってるんです。ハッハッハッハッハッハッハッハッ! ハッハッハッハッハッハッハッハッ! 俺、3階で見てたら、客席が波打ってる」
※三木のり平(みきのりへい):コメディアン・演出家。1924年東京日本橋生まれ。日大法文学部演劇学科卒。1950年、『無敵競輪王』で銀幕デビュー。1956年には東宝と専属契約し『のり平の三等亭主』で初主演。傍らで日本劇場の舞台に立ってのコントが認められ、NHKのテレビバラエティー『夢であいましょう』のキャストを務めるなど幅広く活躍した。


















